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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信>2022年8月号>KiVoぴっくあっぷ(2022年8月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

6月11日(土)に「地域災害おたすけ隊 -災害支援ボランティア-」のフォローアップとして、町会・自治会等を対象にぷらざが行っているHUG(ハグ)講座を実施しました。その時の様子についてご紹介します。

地域災害おたすけ隊フォローアップ HUG(ハグ)講座

 

●“地域災害おたすけ隊”とは?

 大規模な災害が発生または発災の恐れがある際、ご自身の体力やスキル、特技を活かして、被災者支援活動や避難支援や災害ボランティアセンター運営支援活動を希望する中学生以上の方を対象に、特定非営利活動法人 東京都北区市民活動推進機構(以下、機構)では、活動者の登録制度があります。
 本制度は、事前に「災害ボランティア養成講座【一般編】」(同一内容を年4回実施)もしくは「災害ボランティア養成講座【ボランティアリーダー編】」(全8回講座を年1回実施)の受講を必須とし、“地域災害おたすけ隊”に登録をしていただくことで、被災者の立場に立った災害ボランティア活動を円滑に進め、災害時誰一人取り残さないことを目的としています。
(参考 http://kitaku-vplaza.tokyo.jp/pub/letter/2203/notice11.htm
 ←まずはゲームについての説明があります
 この“地域災害おたすけ隊”に登録された方には、今回のような機構主催のフォローアップ講座のほか、近隣の災害関連講座・イベント等の情報提供のメールをお送りします。また、北区内外で災害発生した際の支援情報も発信します。
 本制度では「何か地域のためにできることがしたい」「周囲の人へ身を守るための方法を伝えたい」などの思いから登録されている方々へ、平時から災害について学ぶ機会を定期的に提供していきたいと考えています。
 ←避難所見取図に相談しながらカードを配置

●「HUG」とは?

 HUG(避難所運営ゲーム)は2007年に静岡県が開発した、避難所運営の模擬体験ができるゲームです。「HUG」は、Hinanzyo(避難所)Unei(運営)Game(ゲーム)の頭文字を取り、また英語では「抱きしめる」という意味を持っています。避難者をやさしく受け入れる避難所のイメージと重ねあわせて名づけられました。
 昨今、土砂・豪雨・豪雪災害、竜巻、直下型地震などが多発しており、被災された方々は自宅の倒壊・浸水などにより避難所生活を強いられます。
 自分の住む地域で自然災害が発生し、避難所が開設されたとき、町会・自治会を主体とした自主防災組織とともに避難者自身も一緒になって「みんなで」運営を行います。その際、多くの避難者が殺到する初期段階で、適切に避難者を誘導することが求められます。また、一定期間とはいえ多種多様な人々の生活の場となる避難所を、誰も排除することなく運営するためには、避難所で起こる様々な問題への解決力と即応力を養っておくことが大切です。

●避難所で起こる様々な出来事

 HUGでは、避難所となる学校全体の見取り図や体育館、教室を図面に表し、そこに避難者に見立てたカードを配置したり、仮設トイレの設置場所等を決定していきます。
 カードには避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書いてあります。例えば赤ちゃんや高齢者、風邪をひいている方や車椅子を利用している方、旅行中の外国人、ペットと一緒に避難してきた方など。この方々を避難所のどの場所に誘導すればよいのでしょうか。
 また、仮設トイレの配置や炊き出し場所の確保、視察やメディアの取材対応といった出来事も発生します。避難者受入れを行いながら、これら様々な課題に同時並行して対応することになります。
 4〜6人でグループを作り、最後にグループごとにどのような対応をしたか意見交換し、避難所運営時の対処方法につなげます。
 北区では、災害時の避難所は主に地区の小中学校に設置され、学校の体育館や教室が避難者の居住空間になります。このゲームを通して、災害時の対応や平時からのつながり、備えの大切さを学ぶことができます。
 ←200枚以上のカードに対応していきます

●参加者の感想

地域災害おたすけ隊フォローアップに参加した方の感想をアンケートからご紹介します。

◎初めての経験 おもわぬことを考えさせられた。
◎1人でなく共同で行なうことができ、よかった。
◎避難所のロールプレイングができて、少し経験値があがった。考えておくべきことが複数見つかった。
◎避難所の運営という、現実的な問題を多く抱え、対応を考えることができた。
◎初めての体験でした。普段からどうするのか区に聞きたいと思ってましたが、自分でするとは思わなかった。
◎様々なシチュエーションに対して、頭を使って、シミュレーションできたのが良かった。
◎災害が起きた時の避難所運営についていろいろな条件のもとで対応するシミュレーションができた。
◎本日、迷ったことを、自地域の避難所にてどうなるか想像しておきたい。
◎避難所運営本部に上がってくる各種依頼にどう対応すべきかを考えることができ、役に立つと感じた。
◎ペット同伴や外国人も多いことが想定され、言葉の問題や場所の確保を想定しておく必要があると分かった。

いざという時に対応できるように、カードゲームを通して、是非、多くの方に体験していただきたいと思っています。新型コロナウイルス感染症拡大状況の中、なかなか難しい面もありますが、可能な範囲で皆様の地域でもHUG講座を開催してみませんか。機構は、講師を無償で派遣しています。
他にも機構では、防災・災害に関連した講座を開催しています。“いざ”という時のために、地域のことをさらに知るために、ご自身や大切な人を守るために、是非ご参加ください。

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